令和5年4月1日からHPV9価ワクチン「シルガード9」の定期接種化及び50歳以上の帯状疱疹予防ワクチン(ビケン、シングリックス)の公費助成が始まりました。
ワクチン接種をご希望の方はご相談下さい。
予診票が必要になりますので、お持ちでない方は予め保健センターより取り寄せをお願い致します。
(公費助成の詳細は厚労省のホームページを参照してください。)
〔Ⅰ〕HPVワクチンについて(23区内に在住の方)
令和4年4月から2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)ワクチンの接種勧奨を再開しており、
今年4月から更に9価(シルガード9)のワクチンも追加されました。
定期接種対象者
① 12歳になる年度の初日から16歳になる年度末日までの女子
(小学校6年生~高校1年生相当年齢)
②キャッチアップ期間中に1回もしくは2回接種した方(令和8年3月31日まで)
1回接種の方は残り2回、2回接種の方は残り1回、公費で接種することができます。
時間が経過していても初めからやり直す必要はありません。
※原則同一種類のワクチンを使用する。
(当院ではシルガード9のみ)
必ず、ワクチン接種を証明する母子手帳や接種日がわかるものを持参してください。
③ 9価ワクチンの接種回数は基本、初回、2か月後、6か月後の3回ですが、2016年から欧米では9歳以上15歳未満の対象者には初回から6~12か月後の2回接種が主体となっており、2回でも100%の抗体陽転率が確認されているので、日本でも2回接種が承認されました。
投与間隔については事前に医師とご相談下さい。
〔Ⅱ〕帯状疱疹予防ワクチンについて(新宿区に在住の方)
水痘(みずぼうそう)と同じウィルスで、加齢などの免疫力低下で50歳~80歳までに3人に1人が発症し、帯状疱疹後神経痛で痛みが続いたり、後遺症が残ったりすることがあります。
生ワクチン(ビケン)と不活化ワクチン(シングリックス)とがあり、それぞれの違いをご確認の上でお申し込みください。
自己負担額は以下になります。
・ビケン:4000円
・シングリックス:10000円/回
シングリックスは初回接種から2か月後に2回目接種しますが、
遅くとも6か月後以内に接種しないと2回目の公費助成はされません。
又、シングリックスは7~8割の方に注射部位の痛みが起こることを御承知下さい。
※ビケンは他の生ワクチン接種から27日以上経過しないと接種できません。
※新型コロナワクチン接種との間隔は2週間以上空けてください。