妊娠すると赤ちゃんが育つのが子宮ですが、子宮から膣につながる口の細くなっている部分を子宮頸部(しきゅうけいぶ)と呼びます。この部位に発生するがんが子宮頸がんです。
子宮頸がんは子宮がんのうちの約6割をしめます。最近では若い女性の患者さんが増えてきています。1年~2年に1回検診を受ければ、前癌病変や早期がんで発見され、予防や早期治療が可能ながんです。
子宮の奥の、妊娠した時に胎児を育てる袋状の部分を子宮体部といいます。そこに発生するがんが、子宮体がんで、最近我が国の成人女性に増えてきているがんのひとつです。
比較的初期のうちに不正出血があるのが特徴です。月経以外の出血(不正出血)がある時や、閉経後や更年期に少量ずつ長く続く出血が有るときは、閉経周辺期のホルモンバランスの不安定による出血と紛らわしく、必ず体がん検診を受けることが必要です。