受精卵から赤ちゃんへと成長する大切な場所なので、もし子宮が病気になってしまうと、妊娠できなくなる危険性もあります。
子宮がんは大きく分けて、子宮の入り口(頚部)に出来る頸癌、胎児が着床する部位である子宮内腔にできる子宮体がんに分けられます。
その部分の細胞が異常増殖し通常の組織を破壊し、転移増殖し、命や、生殖の可能性を奪います。子宮頸がんは子宮がんのうち約7割程度を占めます。
子宮は平滑筋という筋肉で出来ており、その内側をホルモンの作用で増殖する内膜で覆われているが、筋肉部分に出来る良性の腫瘍をいいます。
婦人科良性疾患の中で最も頻度が高く、30歳以上の女性の20~30%、顕微鏡的なものも含めると約75%にみられるとされるます。
子宮内膜、またはそれに似た組織が子宮以外の部位で発生、発育し、主に骨盤内に発生します。
ホルモン依存性疾患で女性ホルモンの影響で、子宮内膜と同様に月経周期に合わせて増殖し、月経時に病巣部でも出血し、その血液が排出されずに貯留し、周囲の組織と癒着を起こして様々な痛みをもたらします。